안녕하세요?
oulmoonです。
日本では2月に放送された韓国のバラエティ番組「1泊2日(일박이일)」の「江原道ククスロード(간원도 국수로두)」。
これまで1話分を3回に分けてご紹介しました。
そんな中でメンバーの1人、チョン・ジュニョンの事件発覚から逮捕
番組は制作を中断しているものの、なんとなく流れから無くなるんじゃないかと危惧しています
番組自体見るのがなんとなく辛くて、どんどんモヤモヤが溜まっていくばかりですが、せっかく1話分はご紹介したので、続きも載せます。
重い気持ちで続きの放送を見てみたら、幸か不孝か番組で紹介される麺は残り1つ!
そのあとは名所紹介にプレゼン大会、罰ゲームと進むので一気にまとめます!
白子が麺にあう?!興味津々の麺が登場!
江原道ククスロード(간원도 국수로두)の2話目は「温麺チーム」の旅からスタートです。
メンバーは引き続き、俳優のチャ・テヒョンとユ・シユン(ユ・ドング)、大笑い芸人のキム・ジュノ。
そんな彼らが今回紹介する麺は
「アルゴンジ(白子カルククス)カルククス(알 곤지 칼국수)」
テヒョンがネットで検索し、名前から気になったとのことで江陵(カンヌン)にあるお店へ向かいます。
名前からして独特な感じがします。
事前に取材許可はとっていましたが、ちょうどお店の中休みの時間帯に到着してしまった3人。
そのことを謝ると、人の良さそうな社長はニコニコと迎え入れてくれました。
アルゴンジカルククスは元々は今は亡き社長のお母さんがタラコ鍋のお店をしていたことが始まりです。
美味しいことで有名だったお母さんのお店ですが、毎朝5時起きで鍋のスープを準備していたそう。そのタラコ鍋を毎朝社長も食べていたそう。
大人になり、自分の店を持つようになってオリジナルメニューを出そうと思った社長。
その時、せっかくだからお母さんのタラコ鍋をククスに活かそうと思い付いたそうです。
お店でを出すようになると、母の味を覚えている年配のお客さんたちが噂を聞いて来てくれました。
「いつかどこかでこの話をしたいと思っていたから、少しグッと来た」という社長。
こういうのも不思議な縁ですね。
お母さんの思い出を大切にしたい社長にとって、このククスはいつしか「誇りをもって作るメニュー」になりました。
「アルゴンジカルククス」の作り方
郷土料理研究家の説明によると、作り方は以下の通り。
まずスープですが、江原道地方でよく使われる味噌をベースに作られています。
麺は手打ち麺でタラコや白子、数種の野菜と一緒に煮立てたら出来上がり。
一見タラコ鍋に見えますが、白子が入っている分濃厚で、ピリッとした辛さが聞いているそう。
さすがに白子とタラコを一緒に煮込むって私は見たことないので、これも食べてみたい一品です
それはメンバーも同じみたい
ちなみに名前の由来ですが、今回も方言が関係していました。
魚の卵(곤의)のことをこの地方では곤지というところからきています。
今回も当然やります!逸品をかけた戦い
今回のゲームはすでに冷麺チームが体験済みの「鼻先の単語読み」ゲーム。
不器用なドングは苦戦中。
真っ先にテヒョンが「묵」という単語を当てます。
そこからしばらく残りの二人も必死に息を吹き掛け、ジュノが「도」をあて、あとは推理で「도루묵」を当てました。
特にテヒョンは食べたがっていた麺だったので、頑張った甲斐がありました。
これで無事に試食ができます!
これで最後!温麺チーム3品目がついに登場
一体どんな味なのか、皆が興味津々のククスが登場です。
ご飯とセットなのが嬉しいですね。
白子やタラコは好みに合わせてタレにつけて食べてもよし!
タラコと白子の量がすごい!
尿酸値が高い人にはお勧めできないメニューですね
「食べごたえがある」
「ご飯を入れると魚のお粥みたい」
ピリッと辛くて弾力もあり、なのに淡白だと全員大絶賛です。
大満足でお店を出て、温麺チームのククス探しも終了!
しかしククスロードはククスを紹介するだけではありません。
ククスを含めその地域を紹介するパッケージ。
そのため3人は、近くにある名所にも足を運ぶことにしました。
向かったのは鏡浦海岸という場所。
ドラマ「トッケビ」のロケ地にもなるような場所ですが、実はドングがこの近くでスカウトされたり、初のMVを撮影した思い出深い場所でした。
ドラマの設定に合わせて、拾った配水管を手に記念撮影するメンバー
「冷麺チームがこの海に入るのか」なんてふざけながらも海岸を散策し、これで本当に取材は終了!
同じ頃、冷麺チームも近くにある横城湖を散策。
メンバーが「ここは絶対来るべきだ」と話していましたが、確かに映像だけでもとてもきれいな場所でした。
近くにこんな場所があったら気持ちいいだろうなぁと羨ましかったです。
いつかここも行ってみたいなぁ
こうして冷麺チームも取材終了!
残すはプレゼンテーションだけです。
なんですが!
個人的には江原道で有名なオルチェンイ(올챙이)が出てこなかったのが残念でしたが、せっかくなので自分でも調べてみましたよ。
韓国のWikipedia → ★
ざっくりと訳した内容を書きますね。
オルチェンイ(おたまじゃくしククス)はトウモロコシの粉で作った麺で、短く先っぽが尖っている(細くなっている)ため、その形状から名前がついたようです。
江原道旌善郡だけでなく、平昌郡や忠清北道鎮川郡、全羅北道茂朱郡のような山間地方でよく食べられます。
深い山が多い場所では、ジャガイモやとうもろこし、麦、小麦などを多く生産しているので、今もオルチェンイ以外にもジャガイモやトウモロコシを利用した地域の特産物が多いと書かれていました。
味付けとして濃い醤油につけた青唐辛子、ニンニク、唐辛子の粉、ごま塩で作ったタレをかけて食べます。
箸だと滑って食べにくいので、スプーンで食べるのも特徴的。
オルチェンイはトウモロコシが原料なので低カロリー。
体重が気になって麺はちょっと…という人にもいいですし、消化しやすいのも特徴の1つです。
成人病の人には健康食としても合っているそう。
でも、トリビアの部分を見て笑ってしまいました。
あまり美味しくはないようです。
でもそんなことを書かれると、気になって実際食べてみたくなります
冬の海に入るのはどっち?!
さて番組内容に戻ります。
ここからはご紹介したい本題とは離れるので簡単にまとめますね。
各チーム、これまでいったお店を地図に描いたり、動画を編集したり、内容を整理し、いざプレゼンへ。
そこで待っていたのは食に詳しい各専門家3人。
彼らに対してプレゼンをし、点数を競います。
負ければすぐさま冬の海へ入水&野外就寝です。
美味しそうな麺を沢山紹介して喜ばれながらも、両者とも「系統がなってない」「このククスにこのサイドメニューはありえない」など辛口の評価もでました。
負ければ恐怖の入水ですから…評価を聞く度に天国と地獄を行ったり来たりするメンバーたち。
そんな中で勝利したのは…冷麺チーム!
数点差で惜しい結果でしたが、負けは負けです。
温麺チームは絶望間を感じつつ海へ…。
しかし、冬の海に3人とも入水するのは可哀想ということで、結局はゲームで負けたジュノだけが入水していました。
テヒョンとドングは入水こそ回避できましたが、このあと3人は寒い夜に鮮魚市場の隅っこで野外就寝。
しかも翌日もミッションをクリアーできなかったメンバーは更に鮮魚市場でお手伝いという罰ゲームを受けていました。
もしいつもの感覚で見ていたなら、今回も明るい気持ちで見れたでしょうし、これからの放送も楽しみに感じたでしょうね。
でも見れば見るほど悲しくなる回でした。
だって後半では今年の抱負など色々語っているんです。
この撮影時の皆の笑顔が2か月後には…と思うと複雑でした
個人的にはせめて番組再開をうっすら期待しつつ、見守りたいと思います。
最後に今回も番組内ででた単語や表現をご紹介
※意訳の形で載せています
강릉 江陵
여유와 행운이 넘치는 온면팀 余裕と幸運が溢れる温麺チーム
쉬어야 하는데 죄송합니다. 休まないといけないのにすみません。
흔쾌히 촬영에 협조해 주신 사장님
감사합니다 快く撮影に協力してくださった社長に感謝いたします(協力してくださってありがとうございました)
여기는 어떻게 찾아오신 거에요? なぜこの店に?
‘곤지’는 곤이의 강릉 방언 「ゴンジ」は江陵の方言で「魚の卵」
이리 白子
알 タラコ
곤이 魚の卵
소화 다 됐어요. 全部消化しました。
알탕집 タラコ鍋
약 30년 전 알탕집을 운연하셨던 아장니의 어머니 約30年前にタラコ鍋の店を営んでいた社長のお母さん
더 많은 사람이 추억할 수 있게 된 어머니의 손맛 多くの人に思い出させる母の味
미처 말하지 못하고 있던 국수에 숨겨진 이야기를 듣고 나니 未だ語られなかったククスに秘められた話を聞いたら
어머니의 손맛 만큼은 세상에 오래오래 남길 바라며 母の味だけは世の中にずっと残ることを願い
자부심으로 만든 메뉴 誇り高きメニュー
각각의 콧등에 적힌 글씨를 알아내어 30초 안에 맞히면 성공 鼻先の単語を読み30秒以内に当てれば成功
알큰한 칼국수 속에 알과 이리가 가득 カルククスの中にタラコと白子がたっぷり
알 곤지 칼국수는 명태 알탕을 응응해서
만든 국수이다 アルゴンジカルククスはタラコ鍋を応用したククスだ
강원도에서 많이 먹는 막장와 된장을 풀어 만든 국물에 직접 만든 면과 알과 곤이 각종 채소를 듬뿍 넣고 센 불에 보글보글 끓이면 걸쭉하고 얼큰한 알 곤지 칼국수 탄생 江原道でよく使われる味噌のスープに手打ちの麺とタラコ、白子に数種の野菜をたっぷりいれて強火でグツグツ煮れば、濃厚で辛いアルゴンジククスの誕生
이리와 면을 함께 들어 한입에 호로룩 白子と麺を一緒に一口で吸い上げる
약간 어죽 느낌 若干魚のお粥みたいな感じ
호호 붙어 겨울에 먹기 안성맞춤 얼큰한 알 곤지 칼국수 フーフー吹きながら冬に食べるのがぴったりなピリ辛なアルゴンジカルククス
안성맞춤 おあつらえ向き、上出来、好都合
여기가 타겨감이 있어. ここが打撃感がある → 喉に刺激がある
この여기はちょうど喉を指してコメントしていたので意訳しています
이거 먹으면 또 졸릴 것 같다 これをたべればまた眠くなりそうだ
食べては移動中居眠りし…を繰り返すジュノ。
普通はいくらバラエティでも居眠りしている姿はあまり見せないものですが、こういう形のロケだからこそ見られる姿ですよね。
강릉 시내 경포해변 江陵市内の鏡浦海岸
경포해변 웅앙광장 鏡浦海岸中央広場
아련한 추억이 있는 곳 淡い思い出がある場所
겨울 바다의 묘이를 느낄 수 있는 경포해변 冬の海の妙味を感じられる鏡浦海岸
쉼 없이 밀려오는 파다 休むことなく押し寄せる波
찰칵 カシャッ(写真をとるときの音)
촉촉해진 눈 ウルウルする目
회성호 横城湖(フェンソンオ)
운치 있는 산책로와 자연 경관이 일품 風情のある散策路と美しい自然が逸品
지역 주민들의 휴식 공간이자 자량인 회성호 地域の住民らの休息の空間であり誇りである横城湖
알 수 없는 침묵만이 흐르고… 気まずい沈黙だけが流れ…
ずっと彼女がいなくていつもメンバーたちにいじられるデプコンが「今年は沢山合コンしたい」的な話を社内でしたため、気まずい空気が流れました
한 대접 뚝딱하고 싶은 마음 座って一杯食べたくなる気持ち
긴장감에 마른 침만 꿀꺽 緊張でつばをごっくん
코스들 간의 연결 고리가 부족 コース間の連結が不足 → ストーリーが足りない
예리한 지적 鋭い指摘
정말 분절을 흐리는 구나 本当にくだらないね
아까 먹을 때나 그렇게 하지 さっき食べた時もそうやれよ/いつもそうやれよ
いつも擬音でしか味の表現ができないジョンミンが、プレゼンの中で初めてちゃんと食リポしたので「いつもそうやれよ」とジュニョンに突っ込まれました
막판에 입가심 最後のお口直し
그냥 너저문하죠. (ストーリーが)乱雑でしょ。
冷麺チームへの評価のひとつです。
이 깊은 패신감이 무엇? この裏切られた感じは何?
審査員から途中までほめられていたのに、冷麺の選び方が乱雑だと言われ一気に気持ちが落ちたときの台詞でした。
表現は以上です
もし「あなたの知っている韓国の麺料理は?」と聞かれたら、一般的には2、3種類しか思い浮かばないかもしれません。
でも実際にはカンウォンドのククスだけでもこの多様さ。
知れば知るほど面白いですね。
これからも韓国の郷土料理など、ご紹介していきたいです。
では、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また、よろしくお願いします