안녕하세요?
毎朝寒いですね。
寒さだけでも辛いのに、これを書いた日は寝不足でさらにきつい!
なぜならある韓国映画を観たら夢見が悪くて、途中で眠れなくなっちゃったんです
韓国映画「母なる証明(마더)」
これは2009年公開なので約10年前の作品ですね。
最初、少しだけ先生から内容を聞いて(母一人子一人の生活で、子供は知的障碍があり、事件に巻き込まれる…程度)、勝手に「感動ものなのかなぁ」と思っていました。
何となく、事件に巻き込まれた無実の息子を母が必死に助ける…みたいな
先生が「これは予備知識なしで見てほしい」とも言われていたので、知らない方が感動が大きいのかも、とも。
でも、なんとなくパッケージをの暗さからなかなか見る気にならず…借りてから2週間くらいして、ようやく観ました。
それも翌日レッスンがあるので、そのときにこの話をしようという動機でです。
しかもその日は予定があって、夜9時過ぎから一人で視聴。
結果的に言うと…私のような怖いのダメな人は夜見るのは勧めませんよ!!
いやぁ…監督が誰か見た瞬間に「ぎゃーっ!しまったーっ!!」と思いました。
だってあの「ポン・ジュノ」監督なんですもん。
絶対色んな意味で衝撃が強いに決まっている!!
「殺人の追憶」はフィクションとしながらも実際にあった連続殺人事件の戯曲化ということもあり、ビクビクしながら観ましたが、後で真犯人が誰か分かったときのショックたるや・・・
あまりの恐怖と監督の才能に愕然としました。
ご存知の人も多いと思いますが、監督の作品はその多くが高評価を得ています。
個人的には、観終わった後になんともいえない気持ちというか、考えさせられる作品が多い気がします。
それだけ伝える力が強いということかもしれません。
その監督が作ったものなら、「母なる証明」もこんな夜中に見る作品じゃなかったかも・・・と、急に怖気づきましたが仕方ない。
せっかく観る気になっていたんだし、他にも観たい作品は沢山あります。
これ以上延ばしたら余計に見なくなっちゃう
というわけで、「一時停止」したボタンを再度「再生」へ!
そして2時間後・・・予想通りショックを受けるのです
個人的感想は…
この作品は、できれば2度は観たくないかも?!
いや、伏線とかたどりたいものもあるし、役者もさすがの名優揃いなので見ごたえがあり、また観たい気持ちもあります。
でもすごいからこそ、2度もこんな衝撃を受けたくない気もします。
愛情ってなんなのか、改めて考えました。
この作品のこれって『愛情』なのか?
「方向性は正しくないにしても愛情だろう」という考えと、「いや、これは愛情といってしまっちゃだめじゃないか?もう狂気だろう」と子供を持たない私はグルグルしました。
子供のいる人でも意見は分かれる気がしますが
冒頭のシーンは意味が分からなくても、何か不気味なものを感じましたが、ラストにあの母親のなんともいえない表情を思い出して「あぁ」と感じました。
そして、先生の言われていた「感動」の意味も分かった気がします。
だいぶ韓国映画に慣れてきたからか、時折いきなり出てくる残酷なシーンは(それほどは)ショックを受けず。
むしろ役者の表情一つ一つにショックを受けました!
母親約のキム・ヘジャさんは国民的女優ですが、やはりすごいですね。
あの目の演技だけでここまで惹きつけられるとは。
終始「度を越えた愛」は感じますが、ラストに向かうにつれそれが「狂気」にしか見えなくて、ミステリーとは別の怖さをずっと感じていました。
彼女を呼ぶときに皆「お母さん」と呼んでいるのが、なんだか意味深でした。
知的障碍をもった息子はウォンビンさんが演じていますが、彼もうまいなぁ。
「ブラザーフッド」や「アジョシ」を先に見てしまっているので、実力は知っていますが今回もすばらしかった。
こういう役柄って、ほんとに難しいと思うのですが、記憶障碍の影響で時折年相応の若者になったり、幼い子供のようになったり、行動をどれをとっても「トジュン」にしか見えませんでした。
脇を固める役者さんたちも「あぁ、この人たちなら」という名優揃いである意味安心して見れました。
皆何かしら抱えていて、人生とはもちろん現実もそういうものですが、それが見え隠れするのがまた複雑な思いにさせられます。
本当はあらすじなどもいつものように書こうかと思いましたが、この映画に関する韓国語表現などを後日まとめて載せるので、そのときに一緒に書こうと思います。
(参考に以下に載せたURLからもみれますが、まだ観てないかたはネタバレにご注意を!)
Yahoo → ★
Wikipedia → ★
韓国のWikipedia → ★
ちなみに、原題の「마더」はその発音から「母」と「殺人」の両方にとれるそうです。
そんなところもさすがだー!!!
興味のあるかたは一度はぜひ!
さて、今回はここまで!
今日も見てくださって、ありがとうございます!
また、よろしくお願いします