簡単な会話表現で単語もニュアンスも一緒に覚える
안녕하세요?
oulmoon입니다.
本日は早速本題です。
今回は先生がたまに送ってくれるデータを使ったレッスンのまとめです。
その内容はシンプルで簡単そうなんだけど、「簡単だけど見逃しそうな意味」や「忘れがちな使い方」など、基本を見直すにはありがたいものでもあります。
「こんな意味もあるのか」とか「こんな風にも使えるから」なんて発見もありますしね。
というわけで、今回分の内容をまとめます。
今回は3つの文章から色々教えてもらいました。
【単語:비비다】
意味:こする、もむ、する、混ぜる
類義語:섞다、젓다、말다、버무리다、혼합하다、짬뽕하다
文章①患者と眼科医の会話」
👨: 선생님, 왼쪽 눈이 새빨갛게 충혈되고 가려운데요.
👩: 그건 다래끼니까 손으로 비비지 말고 이 안약을 하루에 세 번, 양쪽 눈에 넣어 주세요.
【気になった単語、表現】
・다래끼 ものもらい、麦粒腫、めぼ
・다래끼가 나다 ものもらいができる
・넣다 (中へ)差す、(外から中へ)入れる
・안약을 눈에 넣다 目薬をさす
目薬(液体)を目の中に入れる(外から中へ入れる)とイメージすると、넣다でしっくりきます。
ここの비비다は「こする」という意味です。
文章②「友達同士の会話」
👨: 난 어렸을 때 머리에 책받침을 비벼서 정전기 만들어 놀곤 했어.
👨: 나도. 그래서 자주 머리가 엉망이 되고 그랬지.
【気になった単語、表現】
・책받침 下敷き
・엉망이 되다 めちゃくちゃになる
・-고 그랬지. ~だったなぁ。
過去の回想をしている時に使います。
▼下敷きでこするとなりますよね…。
・머리칼이 서다 髪の毛が立つ
・머리가 쭈볏 서다 髪がピョンと立つ
懐かしい…。
確かにやったわ…。
これって下敷き使ってる国だと万国共通?!
というか、「下敷き」って久しぶりに思い出しました。
比較的幼いお子さんのいるおうちだと今でも使うのかなー。(私は中学に入ったくらいで使わなくなった気がする…。)
ここの비비다は「こする」「する」という意味です。
文章③「韓国人と日本人の恋人同士の会話」
👨: 비빔밥은 비벼 먹어야만 맛이 난다고.
👩: 그렇지만, 그렇게 비비면 애써 만들어 놓은 예쁜 모양이 망가져 버리잖아요.
【気になった単語、表現】
・애쓰다 努力する、心労する、気遣う、骨を折る、心を砕く
・망가져 버리잖아요. 壊れてしまうじゃないですか。崩れてしまうじゃないですか。ダメになっちゃうじゃないですが。
ここの비비다は「混ぜる」という意味です。
【비비다】にまつわる表現あれこれ
※上の例文の所と重複もあり
・눈을 비비다. 目をこする。
・졸린 눈을 비비다 眠い目をこする
・저녁 늦게까지 졸린 눈을 비벼 가며 공부했다. 夜遅くまで眠たい目をこすりながら勉強してきた。
・개가 지면에 몸을 비벼대고 있다. 犬が地面に体をこすりつけている。
・손을 비비다 手をもむ、手をこする
・추워서 손을 비비다. 寒くて手をもむ。
・빨래를 비벼 빨다 (直訳)洗濯をもんで洗う → 手洗いする、もみ洗いする
・때를 박박 비벼서 벗기다. 汚れをゴシゴシと擦って落とす。
・빨래를 싹싹 비벼서 빨다. 洗濯物をごしごしと洗う。
・비벼 끄다 (たばこの火などを)もみ消す
物理的にもんで消すことのみ使います。
・짜장면은 춘장을 기본으로 한 소스에 면을 비벼 먹는 요리입니다. ジャージャー麺は甜麵醬を始めとするソースに麺を混ぜて食べる料理です。
・비빔밥은 밥 위에 나물 등 몇 종류의 야채를 얹고, 참기름과 고추장을 필요한 만큼 넣고, 비벼서 먹는 요리입니다. ビビンバは、ご飯の上にナムルなど数種類の野菜を乗せ、ごま油とコチュジャンを好みでかけて、混ぜ合わせてから食べる料理です。
・비빔밥은 비벼야 맛이 난다. ビビンバは混ぜてこそ味が出る。
・낫또는 다진 파와 함께 간장을 비벼서 밥 위에 얹저 먹는다. 納豆は刻んだネギと醤油を混ぜてごはんにかけて食べる。
・숟가락으로 비빔밥 위에 올려진 계란 노른자를 꾹 눌러 터트려 쓱쓱 비볐다. スプーンでビビンバの上にのった卵黄をぎゅっと押しつぶし、よくかきまぜた。
【비비다, 섞다, 젓다, 말다の違いと使い分け】
まずは、それぞれの単語の意味をざっくりまとめます。
비비다:擦る、こする、もむ、混ぜ合わせる
섞다:混ぜる、交ぜる、混ぜ合わせる、(他の言葉・行動を)混ぜる、交える
젓다:かき混ぜる、かき回す、攪乱する、漕ぐ、手や頭を振る
말다:(ご飯・麺などを)湯や汁に入れてまぜる、(ご飯・麺などに)湯や汁をかける
・비비다 擦る、こする、もむ、混ぜ合わせる
비비다は食べ物、料理用語でご飯や麺を他の食材やソースなどと混ぜ合わせるという意味を持ちます。
ここの「混ぜ合わせる」ですが、単に「混ぜる」という行為よりは「物と物を擦り合わせる」という意味合いを含んでいます。
例えば、ビビン麺やビビンバは麺やご飯にコチュジャンやナムルを擦り合わせて味をつける、味を絡めるというニュアンスがあります。
【例文】
・나물을 넣어 밥을 비벼요. ナムルを入れてご飯を混ぜ合わせます。
・섞다 混ぜる、交ぜる、混ぜ合わせる、(他の言葉・行動を)混ぜる、交える
섞다は2つ以上のものを一つに混ぜる、合わせる、混合するという意味です。
白身と黄身を混ぜるなど、食材を混ぜる時はもちろん、色、言葉、カードなど、色々なもよ使える言葉です。
【例文】
・모래와 시멘트를 섞었어요. 砂とセメントを混ぜました。
・황색과 청색을 섞으면 녹색이 돼요. 黄色と青色を混ぜれば緑色になります。
・달걀을 깨서 흰자와 노른자를 잘 섞으세요. 卵を割って白身と黄身をよく混ぜてください
・그 사람과 말 섞지 마세요. あの人と話さないでください・相手にしないでください。
上記の意味からも섞다は日本語どおり「混ぜる」という意味で、비비다のような「擦る」という意味はないです。
ただ!
両者を同じように使えるときもあります。
①비빔면은 잘 비벼서 먹어. ビビンメンはよく混ぜて食べて。
②비빔면은 잘 섞어서 먹어. ビビンメンはよく混ぜて食べて。
これは話し手がその時どう表現したいかによって使い分けられ、どちらでも使えます。
混ぜ方(動作)は全く同じですが、イメージとして①の表現はタレをよく絡めて味をしっかりつけるニュアンスが含まれている感じかな…。
・젓다 (おもに液体などを)かき混ぜる、かき回す、攪乱する、漕ぐ、手や頭を振る
젓다は2つ以上の液体を、もしくは液体に粉など何かを入れてかき混ぜる、かき回すという意味です。
液体で使うことから、舵で船を漕ぐという意味や、手や頭を左右に振るという意味もあります。
【例文】
・국이 뜨거우니 저어서 먹어라. スープが熱いから、かき混ぜて食べなさい。
・홍차에 설탕을 넣어 저어 마셨어요. 紅茶に砂糖を入れて、かき回して飲みました
・열심히 노를 저어 갑시다. 頑張って漕ぎつけていきましょう
・그는 말없이 머리를 저었다. 彼は無言で首を横に振った。
・말다 (汁物と)混ぜる、スープをかける
말다も비비다と同じく食べ物、料理用語でご飯や麺を他の食材やソースなどと混ぜ合わせるという意味です。
この単語は特にスープ系の食べ物、料理で使います。
韓国はスープにご飯や麺を入れて食べることが多いので、食事の時によく使われるそうです。
【例文】
・국에 밥 말아 드세요. スープにご飯を入れて食べてください
・여기 국수 한그릇 말아 주세요. ここ、ククス一人前お願いします。
同じ「混ぜる」でも汁物、スープ系は말다、そうじゃないものは비비다で言葉を分けて使ってるんですね。
細かいですが、ニュアンスがことなるので違いに注意して使い分けてくださいね!
それぞれ例文の文章だけ読むと簡単なんですが、単語の細かい意味とか似た意味の単語と比較すると面白いですね。
では、短いですが今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次の更新でお会いしましょう