好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回も早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)21」!
ずっと読んでいた20巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回も第282夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回は치킨라이스
・치킨라이스 チキンライス
日本語だと「チキンライス」です。
そのまんまですね。
チキンライスって子供の頃は特に好きでも嫌いでもなかった存在です。
むしろ今の方がたまに食べたくなる。
グリンピースの美味しさを前より知ったからでしょうか?
鶏肉とグリンピース、玉ねぎの美味しさがケチャップ味のなかでたまに主張する。
ケチャップだけだともっと単調になる味に複雑さを加えてくれる。
大好物ではないけれど、ふとした瞬間に食べたくなる料理です。
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第282夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第282夜(前半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(빨간 재킷에 금발 머리 모습으로 가게에 나타난 남성)
마스터(독자에 한테): 이 친구, 사실 본명은 시라이(白井)인데 우리 집에선 ‘아키이(赤井) 씨’라고 부르고 있어.
워낙 빨강을 좋아해서 빨간색 옷만 입고 다니거든.
마스터(마음의소리): 주문도―.
시라이 씨: 치킨라이스요.
마스터: 네.
(갓 만든 치킨라이스 그림)
・이 친구 この人、(対等以下の人を親しみを込めて)こいつ
マスター(読者へ向けて)「ホントは白井さんていうらしいけど、うち(店)じゃ『赤井さん』って読んでるよ。赤が好きで赤井服ばかり着てるからサ。」
マスター(心の声):注文だってー
白井さん「チキンライス。」
マスター「あいよ。」
(出来立てのチキンライスの絵)
(치킨라이스를 숟가락으로 떠서 기쁜 듯이 힌입 먹는 남성.)
시마 짱: 아카이 씨는 정말 빨강이 좋은가 봐.
시라이 씨: 제 행운의 컬러라서요. 팬티도 빨강, 자동차도 빨강, 사는 곳도 아카사카(赤坂).
마스터(마음의소리): 아카이 씨는 게임 크리에이터.
히트작도 있고 업계에선 꽤 유명인이라고 한다.
시라이 씨: 마스터, 부탁드릴 게 좀 있는데요.
마스터: 뭔데요?
시라이 씨: 이번에 방송국 다큐멘터리 프로에서 취재를 나오는데.
‘나의 본모습으로 돌아갈 수 있는 장소’라는 걸 찍고 싶대요.
그거, 마스터네 가게에서 찍으면 안 될까요?
・행운의 컬러 ラッキーカラー
・취재를 나오다 取材に出てくる → 取材しにくる → 取材される
・본모습 (直訳)本当の姿 → 素顔
日本語版では「素」でした。
チキンライスを一匙すくい、口に運ぶ白井さん。
美味しそうに食べる姿に、向かいで飲んでた島ちゃんが「赤井さん、ホント赤が好きなんだな。」と声をかけます。
白井さん「自分のラッキーカラーですから。パンツも赤、車も赤、住んでんのも赤坂。」
マスター(心の声):赤井さんはゲームクリエイターだ。
ヒット作もあって業界じゃ有名人らしい。
白井さん「マスター、ちょっとお願いがあるんですが。」
マスター「なんだい?」
白井さん「今度、テレビのドキュメンタリー番組で取材されることになって。
『自分の素に戻れる場所』ってのを撮りたいらしいんです。
マスターのところで撮らせてもらえませんかね?」
시마 짱: 그 프로그램, 혹시 〈정열대하〉야?
시라이 씨: 네.
마스터: 아카이 씨가 부탁하면 거절할 수 없지.
마스터(마음의소리): 우리 집에서 촬영한 프로그램이 방영된 것은 한 달 후였다.
(텔레비전 화면에 비치는 시라이 씨)
내레이션: 대 히트 게임 〈Red 전기〉시리즈를 낳은 주인공, 시라이 코이치로.
이 가게에선 ‘아카이 씨’라 불리고 있다.
내레이션: 그가 주문하는 건 언제나 치킨라이스.
치킨라이스를 먹으면서
시라이 씨(인터뷰): 어릴 때부터 빨강을 좋아했어요.
전대 히러로물도 늘 빨강이 가운데에 있잖아요?!
내레이션: 시라이는 보육시설에서 자랐다.
추정 나이 4살 때 즈음, 놀이공원에서 어머니에게 버림받은 과거가 있다.
・전대 히어로물 戦隊ヒーローもの
・즈음 頃、際、局面、所、事態を表す言葉
・버림받다 捨てられる
島ちゃん「番組って『情熱大河』かい?」
白井さん「ええ。」
マスター「赤井さんに頼まれちゃ断れないな。」
マスター(心の声):うち(店)でロケした番組が放送されたのは1か月後のことだった。
(テレビ画面に映る白井さん)
ナレーション「大ヒットゲーム『Red戦記』シリーズの生みの親・白井幸一郎。
この店では「赤井さん」と呼ばれている。」
ナレーション「注文するのはいつもチキンライス。」
チキンライスを食べながら
白井さん「子どもの頃から赤が好きでしたね。戦隊ヒーローものでも赤が真ん中でしょ!?」
ナレーション「白井は養護施設で育った。推定四歳の頃、母親に遊園地に置き去りにされた過去がある。」
내레이션: 경찰이 그를 보호했을 때, 시라이는 빨간 점퍼를 입고 있었다.
시라이 씨(인터뷰): 지금 생각해보면, 아마 눈에 띄라고 엄마가 빨간 옷만 입힌 것 같기도 해요.
(가게에서 방송을 보면서)
마스터: 흐― 음. 고생이 많았구만, 아카이 씨.
시마 짱: 그러게…. 그래도 지금은 저 친구, 억만장자잖아? 게임 대박 나서. 정말 대단해.
마스터: 어머닌 지금쯤 어떻게 지내고 계시려나?
자막: 댓새후
(밥집에서)
마스터: 방송 봤어요. 아주 좋던데?
시라이 씨: 반향이 엄청나서 좀 놀랐어요.
・ここで気になった単語や表現はなし!
ナレーション「保護された時、白井は赤いパーカーを着ていた。」
白井さん「どこ行っても見つけやすいように赤い服ばかり着せられてたのに…。」
(店で番組を見ながら)
マスター「苦労してんだな、赤井さん。」
島ちゃん「うん…。でも、今、彼 億万長者だろ?ゲーム当ててサ。大したもんだよ。」
マスター「おふくろさん、今ごろ何してんだろうな。」
五日後ー
(めしやにて)
マスター「番組観たよ。よかった。」
白井さん「反響がすごくてびっくりしてますよ。」
시라이 씨: …내 엄마라는 사람한테서 방송국으로 연락도 오고.
마스터: 그래요?!
시라이 씨: 엄마가 3명, 친척이라는 작자가 8명이나 돼요.
마스터: 뭐야, 그게?!
충 씨: 아카이 씨가 돈이 많아서 그래.
어떻게든 잘 해서 떡고물이라도 받아먹어보려는 수작이지. 조심해.
시라이 씨: 아마도 그렇겠지만, 친척은 둘째 치고 엄마라는 사람들은 다 만나보려구요.
시라이 씨: 무슨 낯짝으로 어떤 소릴 늘어놓는지 보고 싶어서.
마스터: ………….
시라이 씨: 마스터, 치킨라이스 주세요.
마스터(마음의소리): 치킨라이스를 먹으면서 아키이 씨가 그랬다.
시라이 씨: … 그 사람, 생일에는 꼭 치킨라이스를 만들어줬죠….
・작자 (軽蔑的に)者、やつ
・떡고물 (黄粉・小豆粉など)餅のまぶし粉
・떡고물이 떨어지다 (直訳)餅のまぶし粉が落ちる → 利益を得る、おこぼれにあずかる
・어떻게든 잘 해서 떡고물이라도 받아먹어보려는 수작이지. 何とかうまいことやっておこぼれにあずかろうとする馬鹿げたまねだよ。
・둘째 치고 さておき、さておいて、この次にして
・낯짝 顔、面、面の皮
・어떤 소릴 늘어놓는지 보고 싶어서. (直訳)どんな言葉を並べるのか見たくて。 → どんなことを言うのか見たくて。
白井さん「…テレビ局に母親だって人から連絡が入ったんですよ。」
マスター「そうかい!」
白井さん「母親が三人、親戚だっていう人が八人。」
マスター「なんだそりゃ!?」
忠さん「赤井さんが金、持ってるからだよ。
なんだかんだ言っておこぼれにあずかりたいのサ。気を付けなよ。」
白井さん「そうかもしんないけど、親戚はともかく母親だって人には全員会ってみようと思うんです。」
白井さん「どんな顔してどんなこと言うか見てみたくて。」
マスター「…………」
白井さん「マスター、チキンライスください。」
(出来立てのチキンライスの絵)
マスター(心の声):チキンライス食べながら赤井さん言ったんだ。
白井さん「…誕生日にあの人、チキンライス作ってくれたんだ…」
さてさて。
今回から21巻となりました!
これで韓国旅行で買ってきたのは最後になるんです。
また行って買いたいなと思いつつ、仕事の都合で当分は旅行にいく余裕もないので諦めてます。
(土日で行ったとしても、体力的に翌日は休みたいし、先日うっかりしててパスポート切れてたから手続きしにいかなきゃだし…。)
どうしても行きたくなったらいくと思うけど、韓国の本屋(教保文庫)からネット購入するやり方が分かったのでとりあえずは大丈夫かな…。
白井さん(赤井さん)、マンガではなかなかにいかつくて強烈な人でした。
常連たちも「赤井さん」ってさん付けだったのが気になる…。
マスターも「赤井さんに頼まれちゃあ…」とか言ってたし。
若そうに見えて結構歳いってるからなのか、皆から一目置かれているからか…。
そして、そんな白井さんがチキンライス食べてる時はとっても嬉しそうなのもかわいかったです。
いわゆるギャップ萌ってやつなのか。
そんな赤井さんは壮絶な過去があり、しかもテレビに出たことでまた嫌な思いをしそうな展開ですが…。
ハッピーエンドで終わるといいなと思いつつ、後半に続きます。
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう