好きな漫画で韓国語の会話表現を楽しく勉強
안녕하세요?
oulmoon입니다.
今回も早速本題です。
今回は漫画を使って、韓国語の会話表現などを勉強するレッスンのまとめです。
今回使うのは一昨年行った韓国旅行で購入してきた人気漫画「深夜食堂(심야식당)21」!
ずっと読んでいた20巻も読み終わりましたが、楽しく読めたので引き続きテキストのひとつとして「심야식당」を使っていきます。
日本語版と比較しつつ、韓国語に訳されることで出てくる面白さや違和感も楽しんでいます。
ネイティブからみたら「?」となる表現は日本人だと気付きにくい点もあるので、それも教えてもらいつつ…会話表現ならではの表現も紹介しています。
ちなみに発音は심야식당[심냐식땅]となりますよ。
さて、今回も第282夜のお話です。
今回に限らずですが、この作品のようにオムニバス形式の作品は韓国語では단편 얘기/단편 스토리といいます。
もちろん옴니버스(オムニバス)もあります!
今回も치킨라이스
・치킨라이스 チキンライス
日本語だと「チキンライス」です。
そのまんまですね。
今回の話でも、食材について調べてみました。
チキンライス(Wikipedia) → ★
そうそう。
一重に「チキンライス」といっても日本のそれと東南アジアのとは違うんですよね。
「海南鶏飯」とか「カオマンガイ」とかとよばれてますが、私は日本のも東南アジアの好きです。
海南鶏飯(Wikipedia) → ★
シンガポール・チキンライス特集(シンガポールナビゲ) → ★
日本のチキンライスって、最初はトマトケチャップで味付けしてなかったんですね。
でもトマトケチャップで味付けしたからこそ、老若男女に広く愛されるようになったのかも…。🤔
長く存在する食べ物って、色々な変化や進化を遂げて今ある形が完成していることが多いけど、その途中経過も興味深いですね。
同じ日本でも地域によって違いがあるのも面白いし。
韓国と日本でも名前は同じでも違う食べ物とか結構ありますしね。(それは歴史が関係してることもあるものもあるけど)
それぞれ違いはあっても、その土地に根付いている愛すべき料理であることは間違いないし。
せっかくなら、その違いをまるごと楽しめるのが一番だなと思いました。
何はともあれ、深夜食堂のマスターのチキンライスもすごく美味しそうに見えるので、ランチか夕食にでも食べようと思います🤭
さてさて、それでは本編を読んでいきますが、第282夜も画像無しです。
画像ありで気になった表現の部分だけあげるより、画像無しで文言を全部いれた方がニュアンスは伝わるかと思い…。
全部読んだ方が韓国語ならではの会話表現もより分かるし、それを自分で書いた方が私自身も復習になるなと思っています。
画がない分、見にくいかもしれないけど🤔
また、セリフなどが多くなる分、1話分を全部書き写すのは時間がかかるので、2回に分けております😅
第282夜(後半)に出てきた内容、単語、表現
※♪つきは擬音です
(괘종시계는 오전 3시)
자막: 아카이 씨가 돌아간 뒤….
충 씨: 미운데도 끝내 미워할 수 없는 거겠지… 어머니를.
마스터: 네에….
마스터(마음의소리): 그러부터 당분간 아카시 씨는 모습을 드러내지 않았다.
세밑도 임박한 어느 날, 간만에 찾아온 아카이 씨는 약간 지쳐 보였다.
시라이 씨: 그 뒤로 엄마라는 사람이 한 명 더 나타나선, 만나자마자 ‘생활이 쪼들리니 돈 좀 달라’는 거예요.
DNA 감정 얘길 꺼냈더니 ‘아빠가 데려온 아이라 한 핏줄은 아니다’라고 둘러대고.
시마 짱: 거 너무하네.
(불쾌한 얼굴을 하는 충 씨와 시마 짱)
・미운데도 끝내 미워할 수 없는 거겠지… (直訳)憎いのに最後まで憎めないんだろう··· → 憎いけど憎みきれないんだろう…。
・세밑도 임박한 어느 날, 年の瀬も迫っているある日
日本語版では「年も押しつまった頃」でした。
・지치다 疲れる、くたびれる、へばる
・생활이 쪼들리다 生活に追われる
・쪼들리다 (~に)悩まされる、困る、苦しむ
字幕:赤井さんが帰ったあと。(時計は午前3時間過ぎ)
忠さん「憎いけど憎みきれねえんだな…。おろくろさんのこと。」
マスター「うん…。」
マスター(心の声):それからしばらく赤井さんは姿を見せなかった。
年も押し詰まった頃、久々に来た赤井さんはちょっと疲れてるように見えたな。
白井さん「あれからもう一人母親ってのが現れて、会うなり『生活が苦しいから金くれ。』ですよ。
DNA鑑定の話したら『父親の連れ子だから血はつながってない』って。」
島ちゃん「ひでえな、そりゃ。」
(怪訝な顔をする忠さん)
마스터: 실은….
마스터(마음의소리): 내가 얘기를 꺼내려는 찰나…
드르륵🎵
마스터(마음의소리): 최근 이삼일간 매일 찾아왔던 그 여성이 들어왔다.
아카이 씨를 보자마자―.
(여성이 들어오는 순간 치킨라이스를 먹고 있던 시라이 씨)
여성: 코짱? 너 코짱이지?!
시라이 씨: ?!
여성: 이렇게 의젓하게 크다니….
(시라이 씨에게 달려가는 여성)
시마짱와 충 씨: ………….
・찰나 瞬間、刹那、途端、拍子
・이렇게 의젓하게 크다니…. こんなに立派に育つとは…。こんなに立派になっちゃって…。
マスター「実は…。」
マスター(心の声):オレが話そうとすると、
ガラッ🎵
ここ二、三日毎日来てるそのひと(女性)が入ってくる。
赤井さんを見るなりー
女性「幸ちゃん!?幸ちゃんよね!」
白井さん「!?」
女性「こんなに立派になっちゃって…。」
島ちゃんと忠さん「…………。」
여성: 방송 보자마자 바로 만나러 가려고 했는데, 이제 와서 만날 염치도 없어서….
여성: 그런데 옆 가게 마담이 이 집을 알고 있다는 거야. 가보면 만날 수 있지 않겠냐고.
여성: 아, 나 지금 신오쿠보 쪽에서 단란주점 하고 있거든.
여성: …미안하다. 정말로 미안해. 네 아빠가 죽었을 때 집안에서 인정받지 못해 유산도 못 받고, 나도 우울증이 와서….
여성: 어쩔 수 없었단다….
(눈물 콧물 흘리면서)
여성: 그 뒤로 센다이, 모리오카, 홋카이도….
다시 도쿄로 돌아와서 지금의 남편을 만나 가게를 연 게 9년 전….
여성: 근데 얼마 안 되어 남편이 정리해고 당하고 병까지 걸려서….
(고개를 숙이는 시라이 씨에게 낯빛을 흐리는 시마짱)
여성: 미안하나. 계속 내 얘기만 들어놔서.
・이제 와서 만날 염치도 없어서…. (直訳)今さら会う面目もなくて…。 → 今さら会えないし…。
日本語版では「今さら会えた義理じゃないし…。」でした。
・염치도 없다 面目ない
・남편이 정리해고 당하고 (直訳)夫が整理を受けて → 夫がリストラされて
女性「テレビ観てすぐに会いに行こうと思ったんだけど、今さら会えた義理じゃないし…。」
女性「そしたら隣のママがこのお店のこと知ってて、行ったら会えるんじゃないかって。」
女性「あ、私今新大久保でスナックやってんだけどね。」
と、涙ぐみながら話し出す女性。
女性「……ごめんね。ホントごめんなさい。
パパが亡くなって、認知してもらってないから遺産ももらえないし、私もうつになっちゃって…。」
女性「どうしようもなかったの…。」
彼女の話に目を背けつつも聞いている様子の白井さん。
女性「あれから仙台、盛岡、北海道…こっち(東京)に戻ってきて今の亭主と知り合ってお店(スナック)持ったのが九年前…。」
女性「でもすぐに亭主がリストラされて病気になっちゃって…。」
涙と鼻水を流しながら語る女性の話を、なんとも言えなち顔をして聞いている島ちゃんと暗い顔をしてうつむいている白井さん。
女性「ごめんね。私、自分の話ばかりしちゃって。」
여성: 줄곧 네 걱정은 했어. 근데 내 앞가림만으로도 빠듯해서….
시라이 씨: 변명만 늘어놓지 마.
시라이 씨: 꺼져! 다시는 내 앞에 나타나지 마!!
(충격을 받는 여성)
시마짱와 충 씨: ………….
(마스터, 충 씨, 시마짱도 말이 없다.)
여성: …그래. 미안하다.
(여성은 시라이 씨에게 자루를 건내며)
여성: 미안 가볼 테니, 이것만은 받아다오. 응? 코짱.(외면하는 니라이 씨)
마스터(마음의소리): 무시하는 아카이 씨에게 억지로 떠넘기고 그 여성은 돌아갔다.
・줄곧 絶えず、ひっきりなしに、ずっと、常に
・앞가림 自分のことは自力で始末できること
・내 앞가림만으로도 빠듯해서…. 自分のことで精一杯で…。
女性「幸ちゃんのことはずっと気になってたのよ。でもね、自分のことで精一杯で…。」
白井さん「言い訳ばっか言ってんじゃねぇ。」
白井さん「帰れ!二度とオレの前に出てくんな!!」と激昂する白井さん。
ショックを受ける女性と無言で見守るマスターたち。
女性「……そうよね。ごめんなさい。」
涙を流しながらも、その女性は「もう帰るから、これだけはもらって。ねえ。幸ちゃん。」と紙袋を渡そうとします。
マスター(心の声):無視する赤井さんに無理やり持ってきた紙袋を押しつけて、そのひと(女性)は帰ってった。
마스터(마음의소리): 그 여성이 돌아간 뒤, 아카이 씨는 계속 고개를 푹 숙이고 있었다.
그녀가 두고 간 쇼핑백 속에 들어있던 것은…
빨간 스웨터와 ‘코짱, 생일 축하한다’라고 적힌 카드였다. 그 날짜를 보고 아카이 씨는 확신한 듯했다.
(스웨터를 뚫어지게 보고 있는 시라이 씨)
시마 짱: 신오쿠보에서 단란주점 한다고 했지?
충 씨: 응. 찾아보면 알 수 있지 않을까?
마스터(마음의소리): 1월 말 신주쿠 거리에서
마스터(마음의소리): 아카이 씨를 보았다.
마스터(독자한테): 아카이 씨가 늘 빨간 옷을 입고 다닌 건, 어머니가 자신을 찾아내주길 줄곧 기다렸던 것 아닐까?
(신주쿠를 어머니와 사이좋게 팔짱을 끼고 걷는 시라이 씨.
그걸 멀리서 지켜보는 마스터.)
・계속 고개를 푹 숙이고 있었다. ずっとうつむいていた。
日本語版では「ずっとうなだれていたよ。」でした。
そのひと(女性)が帰ったあと赤井さん、ずっとうなだれていたよ。
置いていった紙袋の中に入ってたのは…
赤井セーターと、「幸ちゃん 誕生日おめでとう」と書かれたカードだった。
その日付は公開していない赤井さんの本当の誕生日だったんだ。
赤井さん、確信したみたいだったな。
不機嫌そうにじっと赤いセーターを見つめる白井さん。
島ちゃん「新大久保でスナックやってるって言ってたな。」
忠さん「うん。探せばわかんじゃねえか?」
マスター(心の声):一月の終わりまち(新宿)で、
(新宿の街中で何かを見つめるマスター)
マスター(心の声):赤井さんを見かけたよ。
(誰かと楽しそうに話している赤井さん)
マスター(心の声):赤井さんがいつも赤い服着てんの、おふくろさんが見つけてくれるのずっと待ってたんじゃないかな。
腕を組みながら仲良さそうに歩いていく白井さんとお母さん。
その様子を温かい目で遠くから見つめるマスターでした。
白井さん(赤井さん)、複雑な気持ちを抱えていましたね。
これまでの人生を思えば自然なことだと思うけど…。
テレビをみて悪いこと企んで寄ってきた人たちはおいといて、本物のお母さんだとしてもすんなり受け入れるのには時間がかかったと思うけど…。
このお母さん自体もどんな人かすぐには分からないし、時間をかけて接した上でラストの関係性なのかなと思うと、白井さんに笑顔が増えたようで良かったです。
人の心っていい意味でも悪い意味でも本当に分からないし変わるから、自分がぶれないことと、相手の状況を把握しないといけない。
分かっていても私もまだまだ未熟者なので、いまだに感情的になっちゃうこととか多いですけど…。
感情的になったり相手を思って行動したり、色々繰り返して信頼関係を築いていくのだから、白井さんとお母さんもこれからもっともっと幸せになって貰えたらいいなぁ。
今回はハッピーエンドのお話でしたが、次回もどんなお話か楽しみです!
基本的に方言や、日本語をそのまま訳しているので分かりにくい部分もありますが、会話表現として触れるにはいい作品だと思います。
画像を載せていないので、表現的に分かりにくかったらごめんなさい。
ちゃんと表情とかニュアンスも知りたい方は、日本語版だけでもぜひ購入してみてくださいませ。
本当は、興味のある方は是非韓国語版も手に取っていただきたいのですが🤔
ストイックな勉強に飽きたら、自分の好きな分野の単語や表現から楽しく覚えるのも長続きのコツです!
そこから韓国の文化や歴史などまで分かることも多いですし。
楽しみながらレベルアップしていきましょう!
では、今回はここまで!
今日も見てくださってありがとうございます!
また、次回の更新でお会いしましょう